前歯6本のセラミック治療の値段
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前歯のセラミック治療
天然歯の色調や光沢、透明感を忠実に再現できるセラミックは、前歯の治療に適しています。アウルデンタルクリニックでも、前歯6本のセラミック治療を希望される方が非常に多く、「どのくらいの値段がかかるのか?」というご質問をよくいただきます。
前歯6本をセラミック治療するといくらかかる?
前歯6本をセラミックで治療する場合は、選択した素材や装置の種類によって値段が変わります。歯科医院によっても各素材や装置の価格が大きく異なるため、あくまで全国的な相場として捉えていただけたら幸いです。その点を踏まえた上で、セラミック治療の値段がどう決まるか知っておきましょう。
素材の違いによる値段
セラミック治療で使われる主な素材は、以下の4つです。
素材の種類 | 値段(相場) |
---|---|
オールセラミック | 100,000~200,000円 |
フルジルコニア | 100,000~150,000円 |
ハイブリッドセラミック | 50,000~100,000円 |
メタルボンド | 80,000~150,000円 |
オールセラミック
セラミックの代名詞ともいえる素材で、歯科材料の中で最も天然歯に近い見た目を備えています。歯科技工士が一本一本丁寧に色や光沢だけでなく、透明感まで天然歯のようにセラミックをもって焼き上げるため、残った歯とも自然と調和します。
ただし、極端に強い衝撃が加わると割れることがあり、強い力がかかりやすい奥歯にはあまり向かない素材といえます。
フルジルコニア
金属に匹敵する硬さを備えており、「人工ダイヤモンド」と呼ばれることもある素材です。高い強度が求められる奥歯の治療に向いており、歯ぎしりや食いしばりといった悪習癖があっても問題なく使用できます。
透明度においてはオールセラミックに劣るものの、天然歯の色調を再現しやすい審美材料といえます。
ハイブリッドセラミック
セラミックと歯科用プラスチックであるレジンの混ぜ合わせた素材です。審美性・機能性・耐久性は、両者の中間的な性質を持っているため、費用を抑えたセラミック治療を希望される方に適した素材といえます。
レジンとの混合材料であることから、経年的な摩耗や変色そしてプラーク(歯垢)の付着は避けられません。
メタルボンド
表側はセラミック、裏側は金属で構成された被せ物(クラウン)です。外から見える部分はセラミックなので、前歯のセラミック治療でも広く活用されてきましたが、現在ではオールセラミックの登場によりあまり使われなくなりました。
また、歯と歯茎の境の“黒ずみ”を伴うことが多いです。そして内側に金属を使用することから金属アレルギーやメタルタトゥーのリスクは伴います。
治療の違いによる値段
セラミック治療の装置には、以下のような種類があります。値段は、アウルデンタルクリニックの料金を参考に挙げております。
装置の種類 | 値段(一本当たり税込) |
---|---|
セラミッククラウン(前歯) | 171,600円~ |
セラミッククラウン(奥歯) | 100,100円~ |
セラミックインレー | 71,500円~ |
ラミネートベニア | 157,300円~ |
セラミッククラウン
オールセラミック製の被せ物です。歯の頭の部分である「歯冠(しかん)」をすべて覆う形となるため、歯の見た目を改善しやすいです。すでにクラウンが装着されている前歯をより自然に見せたい場合におすすめです。また、前歯におけるセラミッククラウンは歯科技工士が一本一本丁寧に、セラミック材を盛って焼き上げて作るために前歯一本の修復でも対応が可能です。
一方の奥歯におけるセラミッククラウンもすでに修復済みの銀歯が残念ながら再び虫歯になってしまい、やりかえが必要。でもまた虫歯にしたくないなどのような場合におすすめです。
セラミックインレー
セラミックの詰め物です。歯の一部分だけを補う装置で、残っている歯に合わせて作成するために、パッと見て修復物が入っているとはわかりにくく仕上げることが可能です。この治療は軽度から中等度の虫歯治療で使われることが多い装置といえます。
既に部分的な金属のインレー(詰め物)の下で再び虫歯になってしまった、または歯の一部に比較的大きな虫歯ができてしまいインレー(詰め物)を入れなければならなくなってしまったような場合におすすめです。
ラミネートベニア
歯の表面に薄いセラミック製を貼り付ける治療法です。エナメル質だけを0.3~0.7mm程度削り装着できるため、神経の処置などは不要です。この治療法は、被せ物が装着されていない前歯において色調、軽度な形態と歯並びを改善したい場合に大変おすすめです。
理由としては、歯を削る厚みがエナメル質のみであるために、歯の強度を損ねることなく削りその後装着するセラミックはエナメル質に似た強度のものを接着させるために、歯の基本的な構造を壊すことなく自然に仕上げることが出来るためです。この治療方法は、ケースにより奥歯にも適応することが可能ですので、詳しくはスタッフまでお尋ねください。
セラミック治療の良いところ
セラミック治療の良いところはスバリ、修復物でありながら自然な色と形に仕上がるところです。しかしそれ以外にも良いところがあります。それは、セットした後に再び虫歯になるリスクが低い事です。なぜかと申しますと、歯を削る時と装置をセットする時に虫歯にならないような特殊な処理を歯に施すからです。この処理は世界的に標準的に行われている方法ですが、日本ではまだまだ馴染みのないものです。
また、セラミック自体に汚れがつきにくいということもあります。こうした理由から、当院で行なっているセラミック治療は綺麗に仕上げることばかりではなく、セラミックを装着したあとも虫歯になることなく長くお使い頂けるような環境づくりに力を入れているところが良いところです。
前歯と奥歯で値段は変わる?
セラミック治療は、治療する部位によって値段が変わります。一般的に奥歯よりも前歯の方が高額となりやすいです。前歯には高い審美性が求められ、装置の設計や色調・形態に細心の注意を払う必要があるからです。また、歯茎との調和も図らなければならないために値段も自ずと高くなります。
歯科医院によって値段は変わる?
前歯6本のセラミック治療は、歯科医院によって値段が大きく異なります。これはすべての自費診療に共通して言えることです。とくに前歯のセラミック治療は、歯科医師の技術力によって仕上がりが大きく左右されるため、技術料が占める割合も大きくなるといえるでしょう。
その代わり私たちはセラミック治療を成功へと導かなければなりません。そのためには、その一本を丁寧に治療する事が大切だと私たちは考えています。この“丁寧に治療する”という事を、当院では患者さんと我々スタッフが一緒にその歯に向き合う時間だと捉えています。なぜなら、患者さんと私たちスタッフで力を合わせて作らなければ満足のいくセラミック前歯を作ることはできないからです。
こうしてできた前歯6本は、これまで多くの患者さんに気に入っていただくことができました。気に入った歯が入りますと、メインテナンスしていく事が大切だとご理解いただく事ができるため、歯の保存につながります。このように、装着する装置に対する思いの違いが値段の違いになるのではないでしょうか?
前歯6本のセラミック治療の値段
セラミックで前歯6本を治療した場合の値段のいくつかのケースでご紹介します。
CASE1前歯6本をオールセラミックで治療
前歯セラミッククラウン(171,600円)×6本 = 1,029,600円(税込)
前歯6本を最も美しい素材であるオールセラミックで治療した場合は、値段が1,000,000円を超えることもあります。治療費が高額とはなりますが、理想に近い前歯の形や色そして歯並びを手に入れることができます。この治療方法は、既に被せ物がされた前歯を自然な色と形にやりかえたいという方におすすめです。
CASE2前歯6本をラミネートベニアで治療
ラミネートベニア(157,300円)×6 = 943,800円
前歯6本をラミネートベニアで治療した場合は、値段が1,000,000円弱となるケースが多いです。この治療方法は、全く前歯に被せ物などがないが、自然な色と形にやりかえたいという方におすすめです。
ここに示したのはあくまでも一例ですので、詳しくはご来院いただきお口の中を拝見した上でスタッフまでお問い合わせください。